
原田篤

1.出身地 福岡県北九州市出身
2.最終学歴 慶應義塾大学経済学部 卒業
3.主な職歴、画歴 大学卒業後、一般企業に勤務。会社員の傍ら絵を描き続け、1994年頃からい わゆるワイルドライフアーティストとして、北米西海岸を中心に作品発表・販
売を開始。現在は、フルタイムで国内外に発表の場を拡げながら制作に励んで
いる。
4.主な実績 2014年 David Shepherd Wildlife Artist of the Year Exhibition (英国)入選、 展示会用の広告に出品作品が採用される
Richeson75 International Animals, Birds & Wildlife (米国)におい
て、HonorAward 受賞
2015年 David Shepherd Wildlife Artist of the Year Exhibition (英国) におい
て絶滅危惧種部門最優秀賞受賞
Richeson75 International Animals, Birds & Wildlife (米国)入選。
2016年 David Shepherd Wildlife Artist of the Year Exhibition (英国) 入選、
展示会用の広告に出品作品が採用される
Richeson75 International Animals, Birds & Wildlife (米国)入選。
2017年 David Shepherd Wildlife Artist of the Year Exhibition (英国) におい て絶滅危惧種部門最優秀賞受賞
SAA(The Society of Animal Artists/米国)、57th Annual
Members Exhibition入選
Birds in Art (Leigh Yawkey Woodson Art Museum/米国)入選
5.所属団体等 日本ワイルドライフアート協会(JAWLAS)会員
日本理科美術協会会員
Society of Animal Artists (SAA) Associate Member
アーティストステイトメンツ
1.ワイルドライフアートを始めたきっかけ、動機等
物心ついた頃より絵を描いたり、ものを作ったりすることが大好きで、特に生き物の絵ばかりよく描いていました。なかでもトラ、ヒョウ、ライオンといった大型猫たちに恋い焦がれていたと言っても過言ではありません。その後も絵は描き続け、途中、人物や風景、さらには現代アート的な表現を試みた時期もありましたが、それでも生き物を描くことへの欲求が消えることはありませんでした。
2.制作、あるいは表現に対するポリシー、哲学、もしくはコンセプト等
私の作品は基本的に写実的な表現です。ただ、見た目に写実的であるということ自体には大した意味はないと考えています。大事なことは、一体何がリアル(現実的)なのか、ということではないかではないでしょうか。私たち人間も含め「与えられた生命を生きる」とは一体どういうことなのか、常にその視点で絵を捉えようと考えています。「生きる」ということのリアリティを伝えられてこその写実的表現なのだろうと思います。
そもそも、野生生物だけを描いて果たしてアートとして成り立つのか?――おかしな話ですが、生き物を描きながらずっとそのことに自問自答し悩み続けてきました。納得のいく答えがどうしても見つからず、一時は動物画の世界から完全に離れようとしたこともありました。
しかしようやく数年前から、その答えが少しずつ見え始めたように思います。それは、「彼ら(生き物たち)が生きる」ということと「私たちが生きる」ということ、一見切り離されたこの二つの現実を、画家独自の視覚言語でしっかりと繋ぎ合わせ、同価値の一つの現実として表現できるかどうか、観る人とそれを共有できるかどうか、ということではないかと考えています。
3.使用画材(材料、材質)の紹介、表現技法についての考え、ポリシー等
私が描く上で最も意識していることは、「空間の質」です。そのために画面を構成しているものの質感をしっかりと表現したいと思っています。生き物の柔らかい毛や羽根、濡れている瞳、木の葉や枝、あるいは地面の表情など、それぞれの質感の違いをしっかりと捉えて描くことで、空間は澄み渡り、同時により豊かになると信じているからです。その点で油絵具は最も適した画材だと思い使っています。
4.ワイルドライフアートの未来と今後の制作についての考え(夢、抱負など)
2、3歳の頃から恋い焦がれてきたネコ科やその他の生き物たち。あれから50年ほど経ったいま、そのほぼ全てが絶滅危惧種です。なかには、自分が生きている間にこの世界から完全に姿を消してしまいかねないものもいます。その現実だけは目の当たりしたくはないと心から思います。
自然環境問題が急速に深刻化するなかで、ワイルドライフアートが社会に果たしうる役割は大きくなっているのではないかと感じています。では絵を描くという行為をどのような形の役割に変えていけるのか?難しい問題ですが、常にアンテナは立てておきたいと考えています。またその意識が新たなコンセプトや表現をもたらしてくれる可能性も十分あるとも考えています。
5.好きな作家 影響を受けた作家
フェルメール、カラバッジオ、アントニオ・ロペス・ガルシア(写実画家)、アントニ・タピエス(抽象画家)、ウィリアム・ニコルソン(画家)、カルロ・スカルパ(建築家)、野田弘志(写実画家)、竹内栖鳳(日本画家)、上村松篁(日本画家)、小谷元彦(彫刻家、美術家)、琳派など