
水上清一

1.出身地 東京都渋谷区
2.最終学歴 國學院大学文学部
3.主な職歴、画歴 主な受賞歴:
2000年 東急ハンズ大賞2000 ハンズマインド賞
2002年 Ward World Championship Advanced-class 2位
2003年 Ward World Championship Advanced-class 1位 総合3位
2009年 Ward World Championship Advanced-class 1位 総合2位
2013年 全日本バードカービングコンクール 大賞
2015年 全日本バードカービングコンクール 大賞
同 大賞文部科学大臣賞・山階鳥類研究所所長賞
2016年 112回 太平洋美術展 奨励賞
2016年 全日本バードカービングコンクール 環境大臣賞
4.所属団体等 東京バードカービングネットワーク 代表
日本バードカービング協会 副会長
日本ワイルドライフアート協会、日本野鳥の会、鳥類保護連盟 会員
アーティストステイトメンツ
1.ワイルドライフアートを始めたきっかけ、動機等
1982年2月 偶然手に取った雑誌でバードカービングを知り、初めてスズメを作りました。子供の頃から小鳥を飼い、鳥好きだった私にはぴったりでした。興味が深まり自己流で作っていた1984年、内山春雄氏との出会いでさらに本格的に取り組みました。自分のイメージを形にしていくのが面白く、10年以上過ぎた頃から、自然史系博物館より剥製に替わる展示物として制作依頼が来るようになり、カルチャーセンターや公民館より講師の依頼も増えバードカービングを楽しんでいるうちに35年が過ぎました。
2.制作、あるいは表現に対するポリシー、哲学、もしくはコンセプト等
コンセプト / ダイナミックで品格のある作品をめざす
バードカービングに臨む思いは常に進化しています。始めた頃は鳥そのものを細密に作ることに没頭していましたが、徐々に鳥の一瞬の動きを捉えた作品が作りたくなり、鳥とともに生息環境までも切り取ったような作品制作へと変化しました。花や葉・枝までを作ることで表現の幅を広げリアルな世界を目指しました。
今は、「質感、量感、存在感」を持った芸術性豊かな作品を作りたいと考えています。つまり、素材本来のもつ美しさ(質感)、大きさがもたらす迫力(量感)、周りまで巻き込む空気感(存在感)、この3点を兼ね備えた作品に魅力を感じています。彩色を施したバードカービングと木の質感をいかした彫刻の二つの表現方法を使い、これからもダイナミックで品格のある作品を創作していきたいと考えています。
3.使用画材(材料、材質)の紹介、表現技法についての考え、ポリシー等
彩色する作品は軟木(ジェルトン、チュペロ)を彫り、アクリル絵の具で彩色します。木目を生かした作品では硬木(クス、ケヤキ、ヒノキなど)を削ります。道具は、彫刻刀、ノミ、焼きごて、電動グラインダー、バンドソー、チェーンソーなど。
4.ワイルドライフアートの未来と今後の制作についての考え(夢、抱負など)
バードカービングは3万人以上の人が楽しんでいると言われ盛り上がっています。この盛り上がりが一過性のもので終わらず、多くのファンに愛され続けて欲しいと思っています。そのために、これからも納得のいく作品を作リ盛り立てると共に、バードカービングの世界にとらわれず彫刻や絵画などの芸術性豊かな作品と共に展示することで多くの事を吸収したいと考えています。
5.好きな作家 ラリー・バース、パット・ゴディン、ランズダン、内藤貞夫
6. 影響を受けた作家 内山春雄